ひろえもんの教育録

ひろえもんの教育録

塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

塾の行く末とは

今回は
これからの学習塾の行く末について
お話します

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ここ最近
さまざまなタイプの学習塾が
出来てきたと思います

 

成績保証制度やビデオ学習スタイル(映像授業です)など

 

今まではただ生徒を
お預かりして講師が教えるだけだったものが
それ以外のサービスに
対価(授業料)が発生してきていると思います



私は個人的に
成績保証制度というものは
そもそも無理なことだと考えています

 

授業を受けるのはあくまでも生徒であり
入塾当初では学習能力は未知数です

 

能力が明確でない生徒の
成績など保証のしようがありません

 まして保証すると言っておきながら保証しないところなど

腐るほどあります。契約書に小さく複雑に書いてたりもします。

 

結局
顧客集めの手段に過ぎないと思います



同じく
年々学習塾の授業の品質は確実に低下しています
人材不足、人件費の無計画な削減、研修制度の未確立……
授業品質でより高価な対価(授業料)を発生することにもそろそろ限界が来ていると思います

 

それではこれからの学習塾には何が必要なのでしょうか

 

私は「生徒へのカウンセリング能力」だと思います
最近の生徒は昔と比べて価値観が大きく変わりました
不登校、デジタル依存、人間関係の希薄……
これまでの一般的な価値観では善悪を測ることができなくなっています

 

そしてもはや学校では生徒個々の対応ができなくなっています

 

そこで新しいタイプの学習塾の出番だと考えています

 

塾は今や勉強を教えるだけの場所ではなくなりつつあります
実際、生徒への様々な生活指導を保護者から依頼されたことが多々あります

 

これはまさに今の保護者では対応が厳しいので
塾の生徒への対応力が求められているということではないでしょうか

 

さらにこのような相談や依頼が年々増えてきています

 

以上のことからこれからの塾は勉強だけではなくさらなる生徒への理解が
必要不可欠であると私は考えています

 

無駄な授業をひたすら営業するより
生徒のことをより親身に理解した塾が生き残るであろうと推測しています

ではノシ

 

 

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塾はコンビニではない理由

今回は
少しずつ
現在の学習塾の主流となりつつある

学生講師頼みの
風潮について
お話します

 

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最近の
学習塾は

「面倒見の良さ」
「成績保証」

などを
かかげて集客活動に
力を入れているところが
増えてきていますが

その舞台裏では

実は
アルバイトの学生講師に
おんぶにだっこ
…というなんとも情けないことが
よくあります


昔の学習塾でも
たしかに
アルバイトの学生講師はいました


とはいえ
その校舎の要となる学年や
懇意にしておかない生徒がいる
ところにはスタッフが授業に
入っていました

生徒が
受験学年でしたら
合格実績にかかわり

次年度の入塾生数にも
つながるので

ある意味
当然といえば
当然のことです

 

しかしながら
最近の学習塾は
あまりの人手不足や
スタッフの高齢化が重なり

綺麗事もいうことができず
要の学年もアルバイトの学生講師に
任せることが多くなりました


たしかに
人手不足は
どの業種でもあることでしょうから
その不足分をアルバイトに任せるというのは
仕方のないことなのかもしれません

ただ
情けないことは
責任の全てを
学生講師に丸投げをする
スタッフが増えてきたということです

実際
私が現役だった頃には
結構よくありました

トカゲのしっぽきり
とでも言うのでしょうか

こういった風潮は
これからの学習塾業界を考えると
良くないことだと思います

 


ただでさえ
募集をしても
集まらない現在の学習塾の現状で

安月給で
長時間を拘束して
さらに責任までも丸投げをしてしまうのであれば
一体スタッフの存在価値というものは
どれくらいあるというのでしょうか


やはり
校舎管理者として
権限や給料も用意されているのですから

そこは
逃げずに職務を全うするべきだと思います

仮に
どうしても
スタッフ自身が授業を担当できないにしても
同じアルバイトであったとしても
社会人経験を持つ講師を用意して
任せるなどのひと工夫が欲しいところです


何も工夫をせずに
学生講師に無茶をさせると
人手不足には止めがかかりませんし

その後は
さらなる業界の低迷化を招いてしまいます


学習塾はコンビニとは違いますので
なんでもかんでも
アルバイトの学生講師頼みには
しないように心がけたいものです

ではノシ

 

 

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お金は汚くない!考えなければだめ!!

今回は
社員・講師向けの内容で

学習塾という業界は
教育という世界でありながら
お金を否定してはいけない
理由について
お話します

 

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恥ずかしながら
私はデビュー当時は

「お金(給料)は生きていける最低ラインでいい」

と真剣に考え
ひたすら目の前の生徒に対して
勤務時間を度外視し
身体を無理させてまで
無償の授業や指導を行ってきました


たしかに
その時は生徒から
大変慕われていたことを
今でも覚えています

しかしながら

今は
そういった
昔のやり方に対して
自分自身の未熟さを
痛感するようになりました


学習塾という世界は
学校とは違います


特に違う点は

学校は財源が
税金でまかなわれているのに対して
学習塾は顧客からの
売上で財源が発生している点です


ですから
極論を言うと
学校はまともに仕事をしなくても
運営は成り立つのに対して

学習塾は
いくらボロボロになって
生徒のために尽くしたとしても
売上につながらなければ
校舎も存在させることができなくなり
給料がそのうち止まってしまうのです


ですから
学習塾という世界では

いくら周囲から冷たいと思われようが
必要最低限の利益を
確保するための仕事を常日頃から
心がけておかなければならないのです


授業でも
生徒とのコミュニケーションにしても

その行為が
果たして
お金につながってくるものなのかを
考えておかないといけない
ということです


そうでないと
いくら時間外労働をして
生徒数を増やしたとしても
校舎が慢性的な赤字であれば
いくら寿命を削っても
給料はビタ一文も上がらないでしょう

いや
正確に言うと
給料を上げたくても
財源がないから
上げようがないのです


逆に言うと
常にお金につながる仕事を
しているのであれば

いざというとき
より条件の良い他塾なり
場合によっては
他業種転職が
やりやすくなります

どの業界でもそうですが
利益につながる仕事ができる人材は
不足しているのです


一方
学校はそうではありません

学校は財源が常に確保されているので
いい加減な仕事をしてようが
真面目にしていようが
給料は規定通りに支払われ
上がっていくことでしょう

しかし
いざ転職となると
今まで利益を生み出す仕事についていないので
なかなか思い通りの
転職活動ができないことでしょう


よって
学校教員は
いくらブラック化が進んでいるといえども
よほどの勇気と自信がなければ
定年までへばりついているしかないのです

 


私自身
デビュー当時は

「お金にこだわることは汚いことだ」

と思っていました

 

ですが
今はそうは思っていません

お金が集まるということは
その分周囲から必要とされている
ということだ

と考えています


ですから
本当に必要なお金であれば
手段を選ばずに
なんとしてでもかき集めます

その分
仕事の報酬としての
自分の取り分にはこだわります

それは
より良い仕事をして
よりよい生活をしていく上で
必要なことなのです


ですから
学習塾の世界にいる人は
無償の奉仕ばかりをするのではなく

冷たいと言われようが
もっとお金にこだわっても
いいのではないか
と思います

真面目に頑張った分は
きっちり報酬として
報われてもいいのではないか
と思うのです


他の記事でも
散々言っていますが

学習塾の世界は
ボランティアでもなければ
公教育でもありません

教育業界という名の
サービス業なのです

ですから
お金につながる仕事にこだわって
売上を上げて
自分の取り分を
少しでもよくするということに
徹してもバチは当たらないと思います


ただ
本来しなければいけない(授業料が発生している)
授業や指導をほったらかして
営業のみをひたすら行うことは
まったくもって論外ですが

ではノシ

 

 

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重いランドセル 文科省が“置き勉”認めるよう全国に通知

についてお話します。

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各地の学校で新学期が始まる中、文部科学省は子どもたちのランドセルなどが重すぎるという意見を踏まえて、宿題で使わない教科書などは教室に置いて帰ることを認めるよう、全国の教育委員会に対して求める方針です。

小中学校では教える量の増加で教科書が分厚くなり、教材も増える一方、原則それらを自宅に持ち帰るよう指導しているところも少なくありません。

そのため、ランドセルなどの荷物は重量が増し、腰痛となる子どもたちも出始めるなど、対策を求める声が上がっていました。

文部科学省は全国の教育委員会などに、従来の学校の対応を見直すよう近く通知する方針です。具体的には、家庭学習で使用しない教科書や、リコーダーや書道の道具などについては、施錠ができる教室の机やロッカーに置いて帰ることを認めるよう求めています。

また、学校で栽培したアサガオなどを持ち帰らせる場合は、保護者が学校に取りに来ることを認めるとしています。

文部科学省は「子どもたちの発達の状況や通学の負担などを考慮し、それぞれの学校でアイデアを出し合って対応してほしい」と話しています。

「苦役のような通学は見直すべき」

子どもたちのランドセルの重さについて、大正大学の白土健教授が去年、小学1年から3年までの合わせて20人の児童を調査した結果、平均の重量は7.7キロでした。

小学1年生の平均体重はおよそ21キロですが、なかには体重の半分近い9.7キロのものもあったということです。

白土教授は「体重の20%から30%の荷物を長時間持つと健康に悪影響があるという話もある。子どもが毎日小学校に苦役のように通うことは見直すべきだ」と話しています。     
 NHK Newswebより
 
私もこの件については半年前に書かせていただいています。
 
 
 完全に私個人の意見ですが宿題で使わない教科書は置いて帰ってもよいというのは間違いだと思います。
 
宿題以外にも自主的に勉強する習慣がつかないからです。
「あ・・・あ教科勉強しようと思ったけど学校に置いてきたからいいや」
という理由が頻発するのが目に見えています。
 
親が怒ろうが「先生が置いて帰って行っていいって言ったもん」
などの言い訳が頻発するのではないでしょうか
 

ではノシ

 

 

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文章題から考えるビジネスとは

 今回は

「文章問題ができない」

というモノが多かったことと
それに伴う
ビジネスチャンスの考え方について

お話します

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学習塾という世界は
いろんな悩み事を抱えて
入塾を検討する人が
ほとんどです

その悩みの中で
現役時代
印象として
特に多かったのは

「うちの子は文章問題になるとめっきり……」

というものでした


たしかに
国語だけでなく
算数・数学などでの

「文章問題ができない」

という問題が起きる
プロセスはある程度は理解できます


英語や社会、理科の2分野(生物や地学など)
は暗記でなんとかなるものが多く

算数や数学の計算問題も
算数・数学の理屈を
理解するというよりは

正しい計算方法を
体で覚えるというやり方で
点数に結びつけることができます


ただし
どの教科でも
こと文章問題になると
暗記や解き方を体で覚える
やり方では通用しなくなります


理由としては

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部下には圧倒的な差をつけろ!!

今回は
教室長クラスは
1割の力で部下に授業で勝たなければならないことについて
お話します

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塾講師業とは純粋な力の世界です

学校の先生のような公務員気質の生易しい業界ではなく
売れない講師はたとえ人不足であろうが1年以内には解雇になるか窓際族に追い込まれる

まさに
弱肉強食な世界です

その中で
特に教室長という存在は
校舎運営において重要不可欠な存在です


塾講師というものは
本当によく人を見ているものでして


「ああ、この人には勝てるな」
「この人にはかなわないなぁ……」


……といったように
教室長を自分が従うべき相手かどうか
考えながら授業を行っています


塾によっては不文律(公にされていない暗黙の約束のこと)で

「大物ベテラン講師は雇うな」

というものがありますが


これは
単に年齢的なものだけではなく

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常に相手の裏を取れ!!

今回は
生徒や保護者との駆け引きでは
常に相手の裏を取ることのススメについて
お話します

ãè£ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 


教育の世界では
金八先生(古い)のように
何かと真正直な姿勢が良し
と考えられているフシもありますが

こと学習塾の世界では

あまりに真正直な姿勢ばかりとっていると
痛い思いをすることも
実際のところ結構あったりもします


たしかに
金八先生のように

真正直な姿勢で
教育活動を行うのは

学校などの公教育では
それなりに生き残る可能性はあります



理由としては

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専門外の授業をするのはアリ?ナシ?

今回は
講師に専門外の教科の授業を
依頼していいのかどうかについて


お話します


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一昔の
学習塾業界であれば

たとえば
英語専門の講師に
数学の授業を依頼する

というように
専門外の教科の授業を
させるということは
あまりありませんでした


理由としては
授業のクオリティが下がってしまう
というマイナス要因が考えられていたからです

しかし

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相手をやる気にさせてこそ本物

今回は
自分だけがやる気を出すより
他人にやる気になってもらえるような
仕事をすることのススメについて


お話しします

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講師業では特にそうですが
基本的に仕事というものは

「どれだけ自分自身がやる気を出して積極的に動いていくか」

という働き方が
上司からの評価に繋がりやすいものです

たしかに
他人から見れば
自分から積極的に動いていく人間は

「あの人はよく働いているなぁ」

という風に
見えることでしょう


しかしながら
校舎管理職になると

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昨今の中高生の「学力低下」が笑えない領域に

今回は全国の中高生の学力低下についてお話します

 

 

 

 上の問題ですが正解は②です。

 

この問題の正解を選べた中学生は12%というのですから驚きです。

 

以前にも教科書の内容を理解している中学生は3割にも満たなく

他の7割は書いてあることも理解できないとの記事を見たことがあります。

 

自分の周りの生徒を見ていると全員正解ではありませんが

90%ほどの生徒は正解していました(自慢)

 

それほど塾に行っていること行っていない子の差が

広がっているということです。

 

一昔前の小学校はほとんどの生徒が中間層と呼ばれる

偏差値45~55くらいに属して

残りの子は40以下か 60以上のイメージでしたが

 

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