ひろえもんの教育録

ひろえもんの教育録

塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

専門外の授業をするのはアリ?ナシ?

今回は
講師に専門外の教科の授業を
依頼していいのかどうかについて


お話します


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一昔の
学習塾業界であれば

たとえば
英語専門の講師に
数学の授業を依頼する

というように
専門外の教科の授業を
させるということは
あまりありませんでした


理由としては
授業のクオリティが下がってしまう
というマイナス要因が考えられていたからです

しかし

 


近頃の個別塾は
英語と数学の両方ができることが必須
という学習塾もかなり増えてきました

果たしてこの傾向は
良いことなのでしょうか


かつて同僚だった
ある社員(教室長)のひとつの考え方として

「専門外の教科を担当させるほうが
できない生徒の気持ちがわかってよい」

というものがありました


正直
私は反対です

そのような
必要のない不安的な要素を
抱えたままで授業をさせられる
講師の身になって
考えてみなければなりません

講師というものは
授業においては
常に生徒よりも
立場が優位に立つ必要があります

そうでないと
生徒が講師のことを甘く見出して
そもそも授業が成立しません


どうしても
人手不足でやむを得ず
依頼をしなくてはならない
という理由であれば

もしなにか問題が起きたときは
講師の責任にするのではなく
その講師に無理をさせた
教室長が責任を取る必要があります


専門外の授業を
講師に丸投げしておいて
もし授業ができなければ
その講師の能力不足であり
責任を取らせなければならない
という考え方ありきで

「生徒の気持ちを理解させるために
専門外の教科の授業を担当させる」
ということは

授業を押し付けるための
単なる屁理屈でしかない
と私は考えます


実際
この教室長は
学力を含めた
個人的な能力は高かったのですが
人望がなく講師から総スカンをくらい
最終的には自分が授業にフルコマで
入らざるを得なくなり

体調を崩し
転職をすることになりました


専門外の教科を授業してもらうように
講師に依頼するのであれば

依頼される講師の気持ちに立って
話し合いを進めていく必要があるのです



少なくとも

「これくらいできて当たり前」
というふうに接するのであれば

まずは
依頼する人間が
専門外の教科の授業をやってみれば

半年ほどで
自分がいかに無茶な依頼をしていたのか
ということがよくわかることでしょう


人材を動かすには
適材適所ということを
まず第一に考えて

それでもどうしても
回らないのであれば

教室長から
事情を説明をして
頭を下げて依頼をするということが
筋というものではないでしょうか


学習塾の授業は
プロの授業です

専門外の教科を丸投げして
できて当たり前のように振舞っているようでは
学習塾という職人の世界を
馬鹿にしているだけなので

そういう人は
そのうち痛い目を見ることになるのは
間違いないことでしょう

 

 

ではノシ

 

 

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