ひろえもんの教育録

ひろえもんの教育録

塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

売れるために

今回は
学習塾業界で“売れる”授業の条件の
について
お話します

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世間一般の仕事においては
社会的地位が低く見られがちな
学習塾講師業ではありますが

本物の
プロクラスの授業に関する
こだわり、考え方においては
学校教員をはるかに凌駕します


私自身は残念ながら
あまりにも才能がなかったので
志半ばにて
講師業の限界を感じてしまいましたが


今でも学習塾講師業は
とても奥の深い世界だと考えています

引退した今でも
講師業はわかる人にとっては
とても魅力的な世界だと断言できます


今回は
ここまでできれば
講師業を魅力的に感じることができるといえる
“売れる”授業の条件をお話しします

1.「面白い授業」ができること


これは
言うまでもありません

おそらく
すべての生徒が望んでいる
最低限の必須条件です


しかしながら
ここで問題なのは

一体
何をもってして
「面白い授業」なのかということです


ここの解釈で
売れる講師とそうでない講師とがわかれます



ここで
売れない講師は
「ふざけた授業」をします

つまり
生徒のためではなく
自分のために授業をするのです

自分が楽しみたいから
自分が楽をしたいから
ふざけた授業をします

この選択は
たいていの売れない講師が行います



例えば
ランクの低いお笑い芸人は
下ネタや暴露ネタのような
品のないネタを笑いにしようとします

そういったネタは
生み出すことは楽なものです


しかし
観客はよく理解をしています

「ああ、この人は楽をしようとしているな」と



授業でも同じことです

自分が楽をしようとすれば
それだけ講師としてのランクが落ちます

よって
面白い授業をふざけた授業と
とらえる講師はいつまでたっても売れないのです



売れる講師は
良くも悪くも学問が好きです

好きであるからこそ

授業にて
「学問の良さや奥の深さを少しでも生徒にわかってほしい」という熱があるのです


これは
生徒側に立つとわかるのですが

例えば
サッカーを教わるとして
サッカーが好きな人と嫌いな人の
どちらから教わりたいかといえば

ほとんどの人が
「サッカーが好きな人から教わりたい」と
言うと思います


学習塾の授業であれ
原理は同じことです

「学問が好きで教えている人」と
「学問が好きではないままに教えている人」とは
授業に天と地ほどの差が生まれるのです


つまり
1つめの売れる授業の条件としては

「学問が好きでその学問の面白さを生徒に余すことなく伝えきることができるくらいの面白い授業ができる」ということであると私は考えます




2.基礎の必要性を伝える授業



私の考えは
「どんなカリスマが教えても授業だけでは生徒の学力は伸びない」です

なぜならば
基礎が抜けているからです



例えば
野球や剣道の素振りでも

毎日
必ず30回素振りをする人と
全くしない人では
半年もすれば
天と地の差が出てしまいます

やはり
基礎は決して怠ってはいけないのです



とはいえ
ここでひとつの壁が生じます

近頃の
生徒はとかく基礎を嫌います
理由としては
「面倒くさい」からでしょう


とはいえ
「面白い授業」でも述べた通り

「楽をする人間は決して伸びない」
が私の持論です


ここで
売れる授業の2つめの条件は
「基礎の重要性を生徒に身にしみて教えることができるか」
ということです


私は
かつてそうでしたが
何もアドバイスをせず
あえて生徒に負けさせました

なぜならば
学問の世界というものは
そんなに甘くはないということを
教えてあげるためです


どんなに
良い授業を受けたところで
生徒自身が鍛錬を怠れば
学力は決して伸びないということを
嫌というほど教えてあげないといけないと
考えているからです


確かにここで
何人かは挫折をします

しかし
大半の生徒は
ぶつくさ言いながらも
基礎をやり始めます

やり始めるということは
大切さを理解したということでしょう


ここらかが
本当の勉強だどいうことを
心を鬼にしてでも

伝えることができる講師が
売れる講師の条件です


時には
この指導で
生徒には不評な時がありますが
保護者からはそのうち絶大な支持を受けます

このように
学習塾講師というものは
売れるためには
生徒と保護者の双方からの
絶大な支持が必要不可欠なのです



3.ついてくる生徒を決して見捨てないこと


ある程度
講師業で売れ出すと

次に生まれる壁が
「生徒を安易に見捨ててしまうこと」です


生徒を
一人でも安易に見捨てる講師は
大変残念ですが
後一歩のところで売れません

たしかに
「今いる塾が悪いんだ」と考えて
所属する塾を変えたとしても
ある程度のところまでは上り詰めることでしょう

しかし
また同じように
後一歩で売れなくなってしまい
中堅レベルで止まってしまうことでしょう



その原因は
講師本人の人間性にあります

生徒というものは
よくわかっていて

たとえ厳しくとも
最後まで見捨てない人に
ついていきます

学習塾講師は
どの人も学力はあります


しかし
生徒は学力がないのです

学力がないから
塾に来ているのです

それに
学問が好きで塾に来る人は
ごく稀です

大半の生徒は
嫌々やっているのです


ならば
そこまでして
頑張っているのだから

生徒の姿を
最後まで見届ける姿勢を
貫かないと

生徒側からすれば
付いてきて残って頑張っている自分をおいて
平気で早く帰る講師は教育者として
どうしても最後の最後で信用ができなくなってしまうのです




かつて

プロ野球で3度の三冠王を取った
落合博満氏は中日での監督時代に
コーチ陣にこう言ったそうです

「いいか、選手がひとりでも練習をしていれば絶対に帰るな」と

これは
落合氏がロッテ時代に
バットから手が離れないほど
たった一人で練習をしていた時に

練習終了後に
そっと監督時代の故稲尾和久氏が現れて
落合氏のバットから手を離す手伝いをしてあげたことに
落合氏が感動したことから

中日の監督時代に
コーチに向けてこの指導をしているようです



これは
学習塾講師といえども
同じことです

自分が教えている
生徒がひとりでも残って頑張っているのであれば

決して帰ってはいけないのです


どんなに
良い授業をして
丁寧な指導をしても

最後の最後で
生徒より自分を取る人間には
生徒からすれば最終的にはついていけないのです


一人の生徒を
見離せる人間は
そのうち十人でも平気で見離せるようになります

それほど
慣れというものはおそろしいものなのです


特に理系講師は
天才型でマイペースな人が多いので
注意が必要です



……以上
今回は3つを述べさせていただきました

どれも
いきなりやることは
むつかしいですが

継続していると
必ず他の講師との
差が歴然と現れます



最後にくどいようですが

たとえ
売れたいと望もうがそうでなかろうが


ひとつの真理として

「楽をする塾講師はいつまで経っても売れることはない」
ということです


それだけ
「たかが学習塾講師」とは言えども
険しい世界だということだけでも
わかっていただければ幸いです

 

ではノシ

 

 

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