ひろえもんの教育録

ひろえもんの教育録

塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

生徒の成績が上がらないのは誰のせい?

今回は塾によって
話題として
よく取り上げられている

「生徒の成績が上がらないのは誰が悪いの?」

ということについてお話しします

 

 


かつての
ベテラン講師が
独立して
学習塾を開くと

自身の経験から
そういった言葉が生まれるのか
自信満々に

「生徒の成績を上げられないのは講師が悪い」

「講師は生徒の学習意欲を上げて当然」

といったような
台詞を
さも当たり前のように述べたりしてきます。

実際私も同じこと思っていました。

 


たしかに
学習塾というのは
指導においてはプロフェッショナル集団ですから

一概に成績が上がらないのは
生徒のせいだけではないでしょうが

かといって
生徒の学力状況も
一昔と比べると
大きく変わってきていますので

何事も
根拠も明確にしないまま

「生徒が学習へのやる気を出さないのは講師が悪い」

「生徒の成績が上がらないのは講師が悪い」

と言ったように
はっきりと言い切ってしまうのは
危険とも言えるのでは
ないでしょうか

 

 


私は
現在の学習塾講師職の多くが

学習塾の経営不振によって

あまり
給料状況がよくないことを
自身の経験談から
身にしみて理解しています


ですから
ただでさえ
給料状況がよくない中で

学習意欲が極端に低く
学力もかなり厳しく
担当する講師との相性も良くない生徒を
押しつけられて
その結果

「成績が上がらないのは講師が悪い」

と上から勝手に決めつけてしまうのも
いかがなものか
と思ってしまうのです

 

それでなくとも
今の学習塾業界は

講師の大半は
学生やアルバイト講師で
成り立っているのも
事実です

そのような
終身雇用が確保されていない中で


学習意欲のない生徒を押し付けておいて

成績が上がらないのは講師が悪い

と決め付けてしまうのは

その塾長の
感覚が明らかな時代遅れ

と言わざるを得なくなっているのでは
ないでしょうか


もし
それでもなお

「生徒の成績が上がらないのは講師が悪い」

と言い切るのであれば


そういった
学習的な問題がある生徒だけで
クラスを組んで

塾長(オーナー)自身が
その類まれなる
授業経験値と授業技術力とやらを
駆使していただいて

最後(卒業)まで
その生徒たちの
面倒を見ればいいのです。

 


それに
たいてい
学習的な問題を抱える生徒は
ビジネス的にも
お金を注いでくれることも
結構あります


ですから
塾長が
自ら授業をすることによって

下手な人件費もかからず
保護者からの信頼も
勝ち取ることができ
さらに面談の営業で
上積みの授業料をもいただくことができる

……といったように
一石二鳥にも三鳥にも
することができるのです。

 

これだけ
メリットがあるのであれば
塾長自身が授業をするしかないと思います


そういった
メリットを無視して

ただ
非常勤の講師に
重労働を押し付けて

「成績が上がらないのは講師が悪い」

といって
塾長自身は
いつまでたっても何もしないのであれば

残念ながら
その塾長は
ただの無能者なのです


そんな人間が
上に立っている
学習塾によほどの愛着でもなければ
長々と居る必要もないことでしょう


たとえ
いくら塾長が
昔はバリバリに講師業で
やれたとしても

今の
講師業を志す者が
そこまでのレベル(終身講師業)で
この仕事をやっていく覚悟があるのかどうかまでは
わかりませんし

塾長自身が
勝手に決め付けてしまっては
いけないことなのです


そのこともわからず
あれこれと
自分の色眼鏡で
今の講師たちを
決め付けてしまうのは
時代にそぐわない考え方です


時代は
常に変化していきます

昔は昔の
やり方があり
同時にその良さもありました

一方で
今は今の
やり方があり
同時にその良さもあるのです


なんでもかんでも
ひとつのものさしで
決め付けてしまうことは
できないものなのです。

 

 

ではノシ

 

 

 YouTubeで授業動画はじめました! 
下記のリンクからご覧いただけますのでよろしくお願いします。

数学や理科の面白さを知ってもらえると嬉しいです。

 

おススメ

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

ポチっとお願いします。

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村

 

 

ひろえもんのラインスタンプも絶賛発売中

塾講師スタンプ - LINE スタンプ | LINE STORE