一人前の講師とはこういう人だ
今回は講師向けの内容で
学習塾業界において一人前講師になる分岐点について
お話します
講師業はただ授業をしているだけでは
仕事をしたということにはなりません
そういう“流れ作業”的な授業を繰り返していると
ある一定の年齢をこえたとき
リストラという悲劇が待ち構えています
今回は
そういうことにならないように
講師として一人前になる分かれ道について
具体的にお話します
学習塾は
授業においてはプロの団体です
そこに
正社員やアルバイトの区別は
ありません
「講師として常に生徒・保護者に必要とされるかそうでないのか」
ただ
それだけです
以前京都にある龍谷大平安中学高等学校の校長先生も
同じことをおっしゃっていてうれしく思ったことがあります。
いくら
所属する学習塾で
地位があろうと
講師として
下手くそな授業ばかりしていると
生徒数・講習などの売上にも関わり
時と共に会社内で確実に厄介者扱いされます
さて
それでは講師として一人前の分かれ道は何かと申し上げると
それは
強い個性を確立することができるのかどうか
私はこう考えます
売れっ子の講師は
どの講師も個性がとても強いです
もちろん
ただ個性が強いだけではいけません
授業に関する
研鑽、研究、経験をいつも土台として
やり続ける必要があります
しかしながら
努力だけでは足りません
それと
講師として新人当初から
面倒を見てもらっている先輩講師（師匠）の
真似だけでも足りません
芸能人でも
そうだと思いますが
周囲に合わせるトークしかできないタレントは
そのうちいなくなります
かといって
トークや盛り上げの基礎を
学ばないまま
テンションだけを上げるだけのタレントも
必要とはされないでしょう
原理としては
似たようなものです
何度も申し上げますが
講師業は顧客から必要とされて意味があるのです
ただ
シフトに沿ってだらだらと
（うまい？）授業だけをし続けている講師は必要ないのです
そうなると
授業の基礎的・応用的なテクニックのほかに
その講師の人間性や個性をほかの誰にも真似のできないように
魅力あるものにすることができるかが重要だと私は考えます
おもしろいならほかの誰よりもおもしろく
やさしいならほかの誰よりもやさしく
こまかくならほかの誰よりもこまかく
こわくならほかの誰よりもこわく
授業技術の基礎をしっかりと身につけた上で
この個性が加わると
塾講師としての一人前の道は開かれてゆきます
講師として一人前になると
おそらく職場や条件をある程度は
自由に選ぶことができるようになります
今の塾業界は
残念ながらどこもかしこも素人レベルの講師が
はびこっています
近頃の経営者は
講師のレベルよりは売上しか考えていないことが多いので
授業のレベルというものに関してはいい加減になっています
そうなると
一人前の講師の価値が
自然と上がってくるのです
ブラック企業にしがみつく必要も
なくなります
逆にいつまでも
なんの変化もない授業ばかりしていると
いつのまにか窓際に追い込まれて
仕事の出来ない人間としてのレッテルを貼られ
減給やリストラ・パワハラの恐怖に怯えながら
定年までの日々を過ごさなくてはならなくなるかもしれません
自由な人生を勝ち取るためにも
ぜひ一人でも多くの講師がどこへ行っても通用する
一人前の講師になって欲しいと
私はそう思います
ではノシ
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