ひろえもんの教育録

ひろえもんの教育録

塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

若者と・・・

世間で良く言われる「最近の若者は~」から始まる文句がありますが、現代の若者たちと接すると真面目で授業をしっかり受ける生徒が多い印象を受けます。若者たちからは一種の悟りのようなものを感じますし、「良い子になろうと必死」な所も気になるのです。真面目で努力をする姿は好感が持てるのですが何かが足りないと言った違和感を感じずにはいられない…。私はその違和感の原因が保護者にあるのではと思っています。スパルタや暴力で指導する教育論ももちろんですが、それ以上に目立つ保護者は「子供に対して過保護」だということ。例えば何をするにも保護者が口を出したり、「そんなことまで指摘するのか」と感じたことが何度もありました。教師や友人との関係性、将来の目標までもが親によって決められてしまう現状。自由で快活なように見える生徒でも、親の前では口が悪いですが精神的に奴隷のような扱いを受けているのです。生徒が何を言っても聞く耳を持たない保護者達…。若者から感じる悟りや達観したような表情は、何をしても変わらない現状に諦めを感じているからではないでしょうか。まだ自立する力の無い未成年たちにとって、最近の教育現場で感じるそのような要素は恐ろしいと思いますね。