ひろえもんの教育録

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塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

校則違反


最近、女子生徒のうなじが生徒を欲情させるからと、ある中学校でポニーテールが校則違反になる事案が発生しました。

 

 

 

この事案について生徒は直接関わっておらず、男性教師たちがPTAを通じて校則を受理したのです。

 

確かに生徒たちにとって中学生の年齢は大変な時期であることは理解していますが、生徒の意思を無視して理不尽な校則を制定するのはどうかなと思いました。

 

生徒が欲情するからポニーテールを辞めてほしいという意見があれば分かるのですが、男性教師たちの意見なので大人たちの方が健全ではないと感じてしまいます。

(この学校の生徒指導担当の教員によると、同校にポニーテールを禁止するルールが存在するのは事実だそうです。ただし、校則内に明記されているわけではなく、あくまでも「学生にふさわしくない髪型」のひとつとして扱われているとのこと。

 校則の順守状況について尋ねると「流行していないのか、そもそもポニーテールにしている生徒がいない」と生徒指導担当教員。学校側でポニーテールに関する明確な規定を設けているわけでもなく、特に指導をしたことがないといいます。なお、同校のブログには、髪を頭の後ろで1本にまとめたポニーテールっぽい女子生徒の写真が掲載。グレーゾーンが広く、あまり運用実態のないルールになっているのかもしれません。)

 

 

 

本の学校教育、特に中学校ではオカシイと感じる規則が多い気がするのです。生徒にとって難しい時期なこともあって、保護者や教師たちがルールで縛ることや暴力で理解させようとする…。そのような流れが中学教育でまだまだ残っています。

 

 

 

 

ある意味で過保護と言いますか、これでは生徒たちは何が正しくて何がオカシイのか、または自主性や個性が失われてしまう気がしてなりません。教師という存在は生徒に対して納得が行くようにルールを教育しなければならない立場。欲情するからという個人的な解答では生徒たちは納得しませんし、教育にとってもマイナスになるでしょう。