ひろえもんの教育録

ひろえもんの教育録

塾・教育を主になんでも徒然なるままに書きます

会社が倒産する前にするべきこと

今回は
自分がいる
学習塾が倒産してしまう前に
やるべきことについて
お話します
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現状
学習塾はどこも運営は
かなり厳しい状況です
※私の知り合いの人たちからの情報を収集をする限りでは

少子化にともない
顧客層が少なくなっていることや
不景気などで各種講習も
思うように受講してもらえないことが多く
売上も年々苦戦している状況ではないでしょうか

学習塾業界の
厳しい運営状況はこれからも
ますます過酷になってゆくことが予想されます


今回は
そういった中で
自分が所属する学習塾に
もしものことが起きた時のための対処策について
述べていきます


・学習塾業界の冬の時代はこれからもまだまだ続く


まず
これからの学習塾業界の見通しについて
お話します

私も
これまで講師時代、教室長時代、フリー時代と
いろいろな経験をしてきましたが

これからも
学習塾業界が明るくなることはないと思います



理由としては
学習塾業界自体がサービス業であるにもかかわらず

経営者自身が
どこも従業員の人件費削減や
無理難題なノルマ設定に躍起になり
肝心要のサービスの向上に関しては
全く無関心な状況です


そのような状況の中で
顧客はとてもサービスの質に関しては
鋭い眼差しを向けています


もともと
我が子を預けている学習塾の状況を
よその顧客(保護者など)との口コミや
子供本人からだいたいの状況を聞き出しているので
サービスの良し悪しにはとても敏感です


サービスの質が良い場合は問題ないのですが


サービスの質が良くない場合には
いろんな意味で見限っていることが多く
講習などの受講などには
かなり慎重になる傾向があります

もし
受講に至ったとしても
ギリギリまで粘られて
講習コマ数を減らしにかかります
※予算を落とすため(所謂値切りです)

そうなると
高いノルマを設定されている
従業員は必死で受講にこぎつけようとしても
顧客のニーズとのギャップはいつまでたっても埋まることなく

最悪の場合は
退塾へとつながることでしょう


そう考えると
従業員は退塾やクレームを恐れるが故に
下手に動くことができず
そのまま上司に詰問されたり怒鳴られたりします

近頃の
学習塾業界は
これの繰り返しです

そしてこれからも
この悪循環は途絶えることがないと思われます

よって
学習塾業界は
これからも冬の時代は続くと思われます




・会社はいつまでも体力が持つわけではない


学習塾も
いつまでも体力(資本)があるわけではありません


たいていのところは
景気が良かった頃に
先行投資をしていることが多く
※校舎増設など

今は
その先行投資の回収に必死です

ひどいところであれば

かつて脱税していて
それがバレてしまい
その追徴課税の返済のために
必死でお金を集めているところもあるでしょう
※経験があります


そうなると
もはやきれいごとではかたづけられず

とにもかくにも
目の前のお金を集めにかかります

そのためだけに
従業員に無理難題なノルマが課されているわけです



しかしながら
いつまでもそのような運営状況で凌ぐことはできません

よって
会社の体力はいつまでも
続くというわけではないのです




・会社は倒産してもしなくとも給料を払ってくれない時がある



私自身は
かつて約半年ほどの
給料遅延を経験しました


その中で
初めて理解したことがあります

「会社は従業員よりも我が身を優先する」
ということです


今になって考えてみると
それも仕方がないかと思えるのですが

当時は
そのようなことを考える余裕などありませんでした

考えたことといえば

「今月は給料が出るのか?」
ということだけでした

一度
本気で「給料はいつ出るのかをはっきりしろ」と
何人かの同僚とともに言ったことがあります

そのあと
2、3日して
いきなり呼び出され
リストラ勧告を受けました


今となれば
笑ってしまいそうな話ですが
本当の話です
※そして私がやめた今でも遅延は何年も続いているとのことです


結局のところ
いくら我慢したところで

一度
傾いた学習塾は
立て直すことができない状況なのです


・学習塾が倒産する前にやるべきこととは?


以上の話から

もはや今の時代は
学習塾に任せっきりではいけないと思います

そうなると
自分自身で自分の身を守らなければなりません


まず
するべきことは
遅延された給料の回収です


半年までならば
会社が倒産した場合
別の機関から保証をされるのですが
満額保証にはなりません

よって
最低でも

・半年分のタイムカード
・遅延前までの数ヶ月分の給料明細
就業規則雇用契約

くらいは
きちんと用意をしておいて
いざという時に備えておきましょう


あと
もし可能であれば
遅延分の給料をいつまでに支払うという
念書を作成してもらいましょう
※印鑑付きで


会社が拒否をした場合は
タイムカードなどの書類一式を用意さえしておけば
いざという時に民事訴訟を起こせるので
それで良しとしておきましょう



次に
失業保険の準備です

給料遅延は
確実に会社都合退職にあたります

会社側は
何かと自己都合退職にしたがりますが
それを許してはいけません

自己都合退職にすると
失業保険の給付までに
3ヶ月の待機期間が発生します

実際は
給付までに4ヶ月はかかるので
給料遅延の場合は必ず
会社都合退職にしてもらいましょう


なお
補足として
契約社員などの契約の場合は

在職3年以内であれば
自己都合退職の特別措置(会社都合退職と同格の扱いにしてもらえる)を
とってもらえますので
気をつけておきましょう

もし
会社都合退職に
できなかった場合は

転職活動を在職中にしておく必要があります

蓄えがある場合は
しばらくはのんびりしても良いでしょうが

蓄えがない場合は
出来うる限りは早めに転職活動をしておきましょう

「給料遅延」や「倒産寸前」が
退職理由の場合は
面接などで比較的同情をしてもらえることが多いです
※私はそうでした


やむを得ない退職である場合は
そのことははっきりと伝えておきましょう



……以上
所属する学習塾がもしもの時の対処策について
述べてゆきましたが


経験上
一番深刻なのは
お金の問題です

特に
遅延が発生した場合は
なかなか回収までに時間と労力はかかります
※私は完全回収までに約半年かかりました

蓄えなどがない場合は
転職先をあらかじめ見つけておかないと
本当に死活問題になりますので

会社任せにはせずに
自分自身が動いて
身を守るように心がけておきましょう

 

ではノシ

 

 

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