夏祭りと理科
今回は身の回りに(最近ですと夏祭り)ある
理科のことを知ってもらい
もっと理科について楽しんでほしいというお話です
1、スーパーボールすくい
夏祭りでは金魚すくい・スーパーボールすくいなど
すくう遊びがたくさんありますが
まず、なぜすくえるのか考えてみましょう
それは重力と紙による垂直抗力がつりあっているからです
例えばを机の上に置くと止まったままです
これは本に働く重力と机が押し返す垂直抗力がつりあっているからなのです
上図 緑と赤が同じ大きさになっているからつりあっている。
スーパーボールすくいでも同じことが言えるのです。
2、綿菓子機
綿菓子はザラメという砂糖でできております。
綿菓子機は大きいたらいのような容器の真ん中に筒状の釜があり、
その釜には小さい穴がたくさん開けられています。ザラメを釜に入れ
熱して溶かし、釜を回転させると、
溶けたザラメが遠心力で穴から細い糸になって出てきます。
それを割り箸で絡め取ったものが綿菓子です。砂糖は熱で溶けやすく、
冷えると固まります。その性質を利用してカラメルやべっこう飴などもつくられます。
綿菓子機は釜を回転させたり熱したりするのに電気やガスを使いますが、
家庭でもつくることができます。釜には空き缶をつかい、
ランプやコンロで下から加熱して、
モーターやドリルを使って回転させると綿菓子が出てきます。
3、花火
花火の色はどうやってついているのかといいますと
それは炎色反応(えんしょくはんのう)という化学反応を用いています
ナトリウムは黄色 リチウムは赤色 というように
金属を燃やすと特有の色が出るのです
それが花火の正体です。
ではなぜ炎色反応が起こるかというと
それぞれの原子におけるエネルギー放出が関係しています
電子は原子核の周りをくるくると回っています
けれども、それらは同じ1つの軌道を回っているわけではありません。
イメージとしては、原子核に近い方から2個(K殻)8個(L殻)・・・軌道に分かれて回っています。
しかし、原子は熱せられると熱エネルギーを吸収し、
その結果、原子核の周りを回っている電子たちは外側の軌道へ移っていきます。
とはいえ、これは本来の安定した状態ではないため、
電子たちはこの不安定な状態を長時間維持することができず、
再び内側の軌道へと戻っていきます。
その際に余分なエネルギーを光という形に変えて放出しているのです。
金属の種類によって、炎色反応の時に示す色が異なるのは、
この電子の移動の仕方が違っているからです。
移動の仕方が違えば、放出される光のエネルギー、
すなわち光の波長も違うので、私たちの目にはそれぞれ別の色として見えるわけです。
このように世の中は理科の世界であふれています。
お子様や生徒様 身近な方や教員志望の方
どなたでも理科に関心を持っていただけると私もうれしく思います。
ではノシ
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