上下関係
最近になっても教師が生徒に暴力をふるう事件がニュースになっていますが、いわゆる鉄拳制裁は主に運動部、体育会系の集団で起きやすい現象なのです。
先輩・後輩などの年功序列制度が未だに根強く残る日本ですから、新人や他者と違う考えを持つものイコール部外者という排他的な考えが広がっています。
確かに礼儀作法は社会進出にとって大切な要素ですが、教育者を含めてそれに加担するのはどうかなと…。
一時期、プロスポーツ選手たちによって暴力による指導について賛否が分かれましたが、プロの立場からでも鉄拳制裁を疑問視する方もいて、学校教育における部活動の問題点が浮き彫りにな〜と・・・
大学ではスポーツ推薦で入学してきた将来有望な生徒が、部の上下関係や時に暴力を理不尽に振るわれる環境に耐えられず辞めてしまうことも多いです。
実力がありながらも精神的なことでイジメを受けたりと、そのようなことが当たり前のように起きている現場に対して恐ろしいと感じてしまいますよ。
過去に義務教育の現場でも、まるで軍隊のような指導をした学校が存在しますが、現代の学校でも嘘のような教育が実践されているのが事実。
もっと広い視野を持ち、生徒たちの気持ちを尊重できるような指導ができない環境はいち早く危惧されるべき。